
桑沢デザイン塾 2009年度 第1期 ( 2009年03月30日掲載 ) ※終了致しました※

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〈特別トークライブセッション!×3〉 「え?」「いまのは何?」「何だった?」 いささか居心地の悪い、ザラッと胸にひっかかるような感触を、映画を観て味わったこと、誰しもきっとあるでしょう。 「あ、やられた」と気づいたときはすでに遅し。 映画の魔力が身体の奥へじわじわ染み込んでいく…。人生の軸をぐらりと揺らす、ハッとする衝撃に、一瞬、どこに“自分”がいるのか見失い、そしてもう一度“自分”を見つけだす…。この感触は、いったい何だろう?映画って、いったい何なのでしょうか? いろんな映画があるけれど、彼らにしか絶対に作ることができない、真に“おもしろい”映画を撮り続けている、大好きな映画監督たちに“映画の秘密”を聞いてみたい。 |
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「日本の近代デザイン史」 日本の国際化は、明治から出発します。 外国の圧力によって、開国せざるをえなかった日本は、明治維新によって、西洋化・近代化といった政策をかかげます。が、その背後には、国は強くなければ外 国の圧力に屈することになることを肝に命じて、[富国強兵]といった目標をかかげます。 富国強兵とは、[殖産興業][産業振興]を充実させることです。そうした意味において、[日本の近代デザイン史]は、ここから始まることになります。 日本の近代デザイン史を考えるうえで大切なことは、それぞれの分野が、どのように生まれ、 何を目標としたのかを同時にみなければなりません。 明治期の西洋化・近代化の習得から出発した日本のデザインは、大正デモクラシー、昭和モダニズム、そして第二次世界大戦。 戦後の復興期から、工業化時代、情報化時代、そして今日の超情報化時代に至るまでの通史として、その流れを検証し、[デザインとは何か…][21世紀のデザインの目指すものは何か…]を考えてみたい とおもいます。 |
○ 講座詳細
〈特別トークライブセッション!×3〉※
「映画のミクロ、マクロ、ミライ」 映画の魅力をトコトン聴こう
コーディネーター:福嶋 真砂代 6/13・6/20・6/27(全3回)
※「映画のミクロ、マクロ、ミライ」の募集は終了致しました。
※各回違うゲストをお招きし、コーディネーターが質問しながら進めていくトークショー形式の講座です。
● 第1回「三木 聡」 | 6月13日(土) 18:30〜20:30 |
日常に潜む“おかしさ”をとことん追求する三木作品。 ぼーっとしてると見過ごしてしまうツボを逃がさない、その徹底的な“くだらなさ”が愛しくて愛しくて…。不思議な世界へ誘う「発想」はどこから湧くのか? 照れながら語ってくれる三木さんの魅力と、奥深い小ネタの「沼」にハマったら、 そう簡単には抜けられない。十分覚悟してください。 |
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ゲストスピーカー:三木 聡 [Satoshi Miki] 1961年生まれ。映画監督。慶応義塾大学卒業。「ダウンタウンのごっつええ感じ」、「タモリ倶楽部」、「トリビアの泉」、「TV’s HIGH」他、多くのTVバラエティ番組の構成を手掛ける。テレビドラマ「時効警察」シリーズ、「週刊真木よう子」の演出・監督、映画では『イン・ザ・ プール』(05)、『亀は意外と速く泳ぐ』(05)、『ダメジン』(06)、『図鑑に載ってない虫』(07)、『転々』(07)を発表。まもなく新作『インスタント沼』の公開が予定されている。 |
● 第2回「黒沢 清」 | 6月20日(土) 18:30〜20:30 |
『アカルイミライ』の鋭い時代感覚と人間への深い洞察力に打たれて以来、つねに彼の「冒険」に胸躍らせてきた。世界が愛する監督としての威力はもちろんの こと、トークイベントにひっぱりだこの“語り口”は 人間的魅力に満ちている。「なんでもいいから教えてください!」という夢がついにリアルになりました。さて、何から聞きましょう? |
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ゲストスピーカー:黒沢 清 [Kiyoshi kurosawa] 1955年生まれ。映画監督。東京藝術大学大学院教授。立教大学在学中より8mm映画を撮り始め、『しがらみ学園』(80)で、ぴあフィルムフェスティバ ル入選。『神 田川淫乱戦争』(83)でデビュー。『CURE』(97)、『ニンゲン合格』(98)、『カリスマ』、『回路』(00/カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞)、『アカルイミライ』(03/カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品)、『LOFT』(05)、『叫』(06)などを発表。『トウキョウソナタ』(08)では、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門、審査員賞を受賞した。※( )内の数字は公開年度。 |
● 第3回「諏訪 敦彦」 | 6月27日(土) 18:30〜20:30 |
もし仮に、ほんとに仮に、「映画出演」が国民に義務化されたとして、誰に撮ってもらいたいかとなったとき、真っ先に「諏訪さん」と名前を挙げたい。 なぜなら、その見つめる視線の先にいちどでいいから立ってみたい、そう思わせてくれる“オトナの映画”を撮り続ける監督だから。そんな儚い夢を見るのも、 たまにはいいではないですか…。 |
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ゲストスピーカー:諏訪 敦彦 [Nobuhiro Suwa] 1960年生まれ。映画監督。東京造形大学教授、学長。東京造形大学卒業後、『はなされるGANG』(84)で、ぴあフィルムフェスティバル入選。『2/ デュオ』(96)でデビュー。『M/OTHER』(99/カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞)、『H STORY』(00/アラン・レネ監督『二十四時間の情事』をリメイク)、『不完全なふたり』(05/スイス・ロカルノ国際映画祭、審査員特別 賞&国際芸術映画評論連盟賞受賞)を発表。オムニバス『パリ、ジュテーム』(06)は、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門、オープニング作品に選 ばれた。※( )内の数字は公開年度。 |
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コーディネーター:福嶋 真砂代 [Masayo Fukushima] ライター。石川県金沢市生まれ。明治学院大学文学部卒業後、英国航空客室乗務。 その後、IT研究所に勤務しながら1998年より『ほぼ日刊イトイ新聞』サイトで『ご近所のOLさんは、先端に腰掛けていた。』を10年間執筆(2008 年終了)。人工衛星関連の仕事にも携わり、その間、同サイトにて『お隣が宇宙、同僚がロケット』を執筆。IT、宇宙、映画と興味が尽きず、少々分裂気味の 人生だが、すべては「ひとつ」と思います(?)。映画人へのインタビューを重ねるうち、映画のラビリンスにはまり込む。東京のアートを紹介するウェブ 『REALTOKYO』ほか、雑誌等へ映画コラムを寄稿したり、独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術部門サイト『よこがお』でIT先端科学者インタビューも連載中。 |
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「映画のミクロ、マクロ、ミライ」 | ● 受講料:特別価格10,000円(学生:8,000円) ● 定員:50名 先着順受付 全3回 ● 時間:18:30 〜 20:30 ● 場所:桑沢デザイン研究所 |
→講座詳細PDFはこちら |
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「日本の近代デザイン史」
講師:内田 繁 5/30・6/13・6/20・7/4・7/18(全5回)
※定員数に達したため、「日本の近代デザイン史」の募集は締め切りました。
● 第1回「明治のデザイン」近代化・西洋化の習得 | 5月30日(土)18:30〜20:30 |
・ペリー来航と貿易商人と街 |
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● 第2回「大正デモクラシー」大衆化の時代 | 6月13日(土)18:30〜20:30 |
・アールヌーボーと日本趣味 |
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● 第3回「昭和モダニズム」デザインへの挑戦 | 6月20日(土)18:30〜20:30 |
・東京高等工芸学校と国立工芸指導所 |
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● 第4回「戦後デザインの出発点からラディカリズムへ」 | 7月4日(土)18:30〜20:30 |
・日本デザインコミッティとGマーク |
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● 第5回「デザインの多様化、そしてフューチャーデザイン」 | 7月18日(土)18:30〜20:30 |
・東京デザイナーズスペース |
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講師:内田 繁 [Shigeru Uchida] 1943年横浜生まれ。桑沢デザイン研究所所長。毎日デザイン賞、芸術選奨 文部大臣賞等受賞。紫綬褒章受章。メトロポリタン美術館(NY)、モントリオール美術館等に永久コレクション多数。日本を代表するデザイナーとして国際的 評価を受けるなか、世界各国での講演、国際コンペティションの審査、ミラノ、NY、ソウル等での展覧会、 世界のデザイナーの参加するデザイン企画のディレクションなど、つねにその活動が新しい時代の潮流を刺激し続けている。 |
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「日本の近代デザイン史」 | ● 受講料:25,000円(学生:15,000円) ● 定員50名 先着順受付 全5回 ● 時間:18:30 〜 20:30 ● 場所:桑沢デザイン研究所 |
→講座詳細PDFはこちら |