GRAPHIC TRIAL 2015 in 桑沢 ( 2015年11月16日掲載 )  終了しました

グラフィックトライアルは、凸版印刷社が企画する、グラフィックデザインと印刷表現の関係を深く追求し、新しい表現を模索獲得するための試みであり、第一線で活躍するクリエーターがさまざまな印刷表現に挑戦する実験(トライアル)シリーズです。
記念すべき10回目となる今回は、グラフィックデザイナー永井一正氏、アートディレクター・デザイナー髙橋正実氏、グラフィックデザイナー中野豪雄氏、アートディレクター栁澤 和氏の4名のクリエーターが、凸版印刷のプリンティングディレクター(PD)と協力し、印刷グラフィック表現の可能性を探りました。今回は『織』というテーマを設定。クリエーターの独創的なアイデアとPDの巧みな印刷技術の組み合わせによって織りなされた印刷物の醍醐味を体験すべく、6月からの東京・文京区の印刷博物館P&Pギャラリーでの展示を皮切りに、巡回展として11月11日から17日の会期で桑沢校舎1Fホールにおいて「グラフィックトライアル2015 in 桑沢」として開催されました。
このなかの桑沢出身の高橋正実氏(1部H18L研GD)は、「光を織る−色を織る−」をテーマに作品を発表しました。高橋さんは、「色は、闇の世界に太陽の光が射しこんで初めて姿を現します。色を刷るのが印刷ならば、印刷は光を織りこむ表現と言えるかもしれません。色を生み出した光と、色によって生み出される光。光の美しさを、さまざまな色表現で紙いっぱいに織りなしてみたいと思います。」といっています。
作品は、凸版プリンティングディレクターの仲山氏の技術協力のもと「色を光で織る」と「光で色を織る」というまさにトライアルな作品が生み出され、輝くばかりの作品群は見る人の目にさわやかに焼き付く印象でした。

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