┃桑沢賞
織咲 誠(インターデザインアーティスト/1部63L2A)



社会的問題への原点解決の方策を目指し、独自な視座からのアートワークとデザイン探求を「ホールワークス」「ラインワークス」などのシリーズで展開しています。また「ファイル展」「ファイリング展」「ブラウン展」などの企画・ディレクションをするなど多彩な活躍をしています。今後も魅力的なデザイン活動の期待に対し賞が贈られました。

1965年生まれ。1989年桑沢デザイン研究所卒業、奥村靫正・THE STUDIO TOKYO JAPAN勤務、1990年マコト・オリサキデザイン設立、2001年マコト・オリサキインターデザイン研究所開設、2004年マコト・オリサキインターワークス研究所開設法人化、現在に至る。
アートと各分野のデザインの領域を行き来しながら一つの分野からのアプローチでは解決しにくい問題をクリアするための方法を「マルチ」ではなく「トータルなもの--“結びつき”」で探るデザイン活動を展開する。“みるという事”の思索のかたち「Hole Works」シリーズ、“結びつき”の関係をとらえた「Line Works」シリーズなど展開している。また、「ファイル展」2002年、「FILING展」2004年、「ブラウン展」2005年、などの企画・ディレクションも担当するなど多彩な活動を展開している。

■受賞のことば
今回の受賞についてとまどったところがあって、賞をいただくのは少し早いかなと思うところがありました。というのは学生のとき出会った言葉の「より少ないものによる、より多く」ということをテーマにアート活動をしていて、何となく世の中に対して具体的な形で出しかけていたところであり、もうひとつのデザイン展開の「ラインワークス」もまだこれから本番ということもあったからです。
でもこの賞をいただくことで励みにしたいのと、過去のすばらしい受賞者の活躍に負けないよう、また恥じないようにしたい、ということで受けることにしました。本日はありがとうございました。

Hole Worksシリーズ


Line Works #005 clip+link=Clink!


Line Works #000「紙皿」


Forest/Pop-Up Card