┃桑沢特別賞 木村　勝（パッケージデザイナー／元非常勤講師） パッケージデザイナーの先駆者として、1968年からパッケージの新しい在り方を提案する個展を開催。明るくリズミカルなデザインで独自の世界をつくり出し日本のパッケージデザインに多大な影響を与えました。活動は国内にとどまらず、NYブルーミングデール百貨店のショッピングバッグのデザインなども手がけました。また、CIデザイン、商品開発などの分野でも幅広く活躍しています。昨年、ADC（東京アートディレクターズクラブ）の永久殿堂入りをされました。 著書に『木村勝のパッケージディレクション』『アール・デコのパッケージ』『BOX-ER 木村勝のパッケージング』『木村勝の仕事と周辺』など。 また、桑沢において長年にわたりパッケージ研究科の講師としてデザイン教育にも参加されました。 ■受賞のことば 本日は、桑沢特別賞をいただきましてありがとうございました。とにかく桑沢で教えていた期間が長かったもので、やめて10年位たってからこの賞をいただくことになりました。 私の桑沢との関係は、私が日本広告美術学校に通っていたころ、桑沢洋子さんがバウハウスの思想による学校を青山で始めるということを知り、その後、渋谷に移ったとき参加しました。その縁で、賞金もついたし、副賞もいただいたし、ありがたいことです。