┃桑沢賞
下田昌克(イラストレーター/1部63L研GD)


1967年兵庫県生まれ。1988年桑沢デザイン研究所グラフィック研究科卒業。1994年から96年の2年間、中国、チベット、ネパール、インドそしてヨーロッパを旅行し、その旅行中に会った人たちのポートレイトを描き続け、それをもとに週刊誌での連載を開始。以降、絵の仕事を始め現在に至る。躍動感あふれるタッチと世界各国の人々の表情をとらえる表現が私たちを魅了します。
著書に2年間の旅行の絵と日記をまとめた「PRIVATE WORLD、バリ島での絵と日記をまとめた「バナナの蜜」、ネパールでのスケッチブックをまとめた「ヒマラヤの下インドの上」、絵本「そらのいろみずいろ」など。

●受賞のことば
本日は桑沢賞をいただきありがとうございました。そしてここにいる卒業生のみなさんおめでとう。
この会場スクリーンであらためて自分の仕事をみてみると、どちらかというと散らかったようなアンチ・デザインのものばかりやっていて申し訳ないという思いです。25年前、桑沢受験で実技に合格して、そのあとの面接試験のとき、面接の先生に第一声でデッサンを一番大きく描いていましたね、と小学生のようにほめられたのを覚えています。それから25年、イラストを何となく続けてきて、またここで桑沢からほめられたのはすごくうれしいです。ありがとうございました。


下田昌克氏作品