┃桑沢新人賞


新人賞選評

稲葉 太郎(2部H24PD2)
kuberu ・・記憶(DNA)へのオマージュ・・
かつては火をたいて明かりとしていた、蝋を薪に見立て、燃える熱で解け、心材に染込んでゆく、容器の形、素材の組み合わせ・・まだこういう形への 誘導があったと気づかされる作品。

劉 齡遠(1部H24FD3F)
心音
コンセプトを上手く一つの形の中に封じ込めた表現力と伸縮性を伴った構造によるダイナミックな造形力が高く評価されました。

前川 朱音(1部H24FD3F)
守り人
巧みな素材対応力とバランスのメリハリ、セックスを超えた表現力と完成度の高さが評価されました。

清水 海都(1部H24VD3A)
null
映像に流れるモチーフをレイアーで立体制作した着眼点と、動と静の対比の面白さが評価されました。

石橋 ちひろ(1部H24VD3A)
Line font
刺繍によるタイプフェイスのデザイン。卓越した造形力と手仕事の見事さ、単に装飾的ではなく文字としての機能も満している所が評価されました。

中村 遼一(1部H24VD3C)
「‰あったかもしれないこと。」
ある確率で起こりうる日常の出来事を、「書物」という形で感じさせる作品。
「読む」と言うより「ページを開く」という行為に目を向けた実験的な姿勢が評価されました。

黒坂 志穂(1部H24VD3C)
日本の伝統色
日本人の感性、色の微妙な差異に注目し、由来などを解説した作品。
圧倒的な量のイラスト群と編集力、作品の密度が評価されました。


新人賞作品