第20回桑沢賞表彰式が開催されました ( 2012年07月06日掲載 )
多くの感動、アットホームな時の経過・・・・。そんな表現がぴったりの第20回桑沢賞の表彰式が、5月19日(土)の7時より、東京・原宿クエストホールにおいて開催されました。
今年は第20回という節目でもあり天気にも恵まれ約480名の参加者をかぞえ、タレント&工業デザイナーの稲川淳二さん(1部44L3ID)の司会により、にぎやかに表彰式が行われました。
大豆生田同窓会会長による開会の挨拶では、「1993年から始まった桑沢賞は今年で20回を迎え、これまでに受賞者が40名を超えることができました。受賞された方は各デザイン界で活躍する方をはじめ小説家、アーティストなど多岐にわたり、その後も日本はもとより海外でも活躍する卒業生を輩出した桑沢をさらに発展させ活気づけるこの桑沢賞を今後ともよろしくご支援ください」と語りました。
桑沢賞(本賞)は、ファッションデザイナーの石黒 望氏とアーティストの篠田太郎氏に贈られました。また、桑沢特別賞は造形作家の戸村浩氏と絵本作家・イラストレーターの五味太郎氏に。そして桑沢スピリット賞には本人にも知らせずサプライズ受賞となった工業デザイナー・タレントの稲川淳二氏に贈られました。そして桑沢新人賞は7名のみなさんが選ばれ、その中から選ばれる桑沢最優秀新人賞は、新人賞の皆さんの作品評価が拮抗しており絞りきれないという理由から、該当なしとなりました。
各賞の受賞者には、賞状、トロフィー(故佐藤忠良先生:作)、同窓会各支部からの特産品が送られる副賞、および賞金が手渡され、参加者のみなさんより盛んな拍手を受けました。
引き続き、桑沢賞選考委員の森山明子氏の桑沢賞審査報告があり、桑沢新所長の浅葉克己氏の乾杯によりパーティが行われました。会場では、参加者のみなさんや受賞の方々とともに会場のあちこちで会話の花が咲き、賑やかでなごやかな雰囲気ですすむなか、表彰式でのナレーションをつとめた同窓会副会長のもりいくすお氏の中締めにより、無事終了いたしました。
関係者の皆さん、ボランティアでお手伝いをしていただいた若い人たちや桑沢学生さん、そして賞状・招待状をデザインしていただいた山口信博さん、Tシャツをデザインしていただいた下田昌克さん、本当にありがとうございました。
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- 今年の賞状は、第19回の桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞を受賞したグラフィックデザイナーの山口信博さんにデザインしていただきました。
偶力(ぐうりょく)による回転運動を使って折り畳む「ねじれ折り」を応用した賞状です。
畳む途中で静止させれば、半立体の賞状となります。
招待状と連動したデザインになっています。