第1回九州支部展in博多 開催を終えて ( 2018年09月25日掲載 )

同窓会九州支部の会員による作品展が2018年7月30日から8月5日までギャラリー風にて(福岡市中央区天神)開催されました。

これまで地方で孤立状態だった会員が、展覧会を通して出会えたことや世代は違うが同じ桑沢で過ごした仲間ということでどこか分かり合える、繋がり合えるそんな同窓会支部展でした。

来場者からは、「とても質が高く見応えがあり来て良かった。展示作品は多様だが違和感はなくデザインというフィルターを通してそれぞれが活躍してある様子がよくわかった」「桑沢デザイン研究所のことは知らなかったが、今回学校案内が置いてあり興味深く知ることができた」「デザイン学校なのでもう少しデザイン系の作品があると期待していた」などの感想をいただきました。

七日間の入場者は約1000人。出品者の知り合いで美術デザイン関係者が多く、熱心に見入る姿から観客の質が高く感じられ、美術館関係やデザイナー、マスコミ、他美術系大学同窓会関係者も来られて繋がりが持てたことは特筆すべきことでした。

また、西日本豪雨災害チャリティーを兼ねて一部の作品販売をし、売り上げの一部と募金箱の分を合わせて17,772円を「中央共同募金会平成30年豪雨義援金」に送金。そのことも作者と観客をつなぐことにもなったと思います。

これからの課題として、もっと広く九州沖縄各県からの参加者が増えるようにする工夫が必要であることと、故人の方の2名(前支部長)の作品展示も一緒に展示できたのは意義があったと思います。            

記:九州支部長 野田博生

第1回九州支部支部だよりphoto