札幌デザインウィーク2008レポート ( 2009年03月10日掲載 )

◆ 桑沢OB・OGが活躍した札幌デザインウィーク

2008年10月31日から11月3日まで、「札幌デザインウィーク2008」が札幌市内各所で開催されました。 このイベントは、2005年に「東京デザイナーズウィーク」と連携し始まりましたが、昨年独立。「札幌デザイナーズウィーク」から現在の「札幌デザインウィーク」に名称を変更し、 さまざまなジャンルのデザイナーや企業、ショップ、行政、学校などが参加して、展示会やセミナー、フォーラム、コンペティションなどで多くの人がデザインに触れ、学び、またクリエーターたち交流の場として独自の展開をしています。

◇ 東京から講師に招かれた五十嵐OGのフォーラム

札幌デザインウィーク2008

デザインフォーラムでは、2002年桑沢賞受賞のインテリアデザイナー・五十嵐久枝さんが講師に招かれ、自身のデザインしたショップのスライドや、倉俣史朗氏の事務所勤務時代の仕事など沢山のスライドを披露しながらデザインエッセンスやこだわり、倉俣氏とのエピソードなどを話してくれました。会場には150名ほどのデザインを学ぶ学生や札幌で活躍するデザイナーたちが集まり、熱心に耳を傾けていました。
写真:若い参加者が目立ったフォーラム会場

◇ 斬新な試みとして茶室のギャラリートークに道内OBの武部氏が出演

写真:カフェで開催されたギャラリートーク

北海道支部会員では、岩見沢市在住の武部英治さんが、札幌市内の「茶廊法邑」というギャラリーカフェにて「素材の力」と銘打ったギャラリートークに出演。 いらなくなったニットを集めて作った「毛糸の茶室」のイスタレーションを前に、日頃武部さんがこだわっている木や土、北海道産の持つものの魅力など、熱く語っていました。
写真:カフェで開催されたギャラリートーク

◇ 建築作品を発表した札幌OGの今井さん

札幌デザインウィーク2008

札幌在住の建築家今井優子さんは、期間中行われた「北海道の建築家パネル展」に出展。日頃の仕事やイズムをパネルに表現していました。
写真左:北海道の建築家パネル展会場
写真中:今井さんが発表した個人福祉住宅のパネル
写真右:ギャラリートーク会場で揃った桑沢同窓生(左から札幌の 新鋭建築家の今井さん、東京からいらした五十嵐さん、 三笠で古材を活用する建築家武部さん、グラフィックADの支部長阿部)

北海道支部長 阿部 清秀