『大江戸すみだ職人展〜100年後へのメッセージ』高橋正実さんがプロデュース ( 2008年10月16日掲載 )

東京の下町・墨田区は古くから伝統工芸職人が多く住む町として知られ、その伝統の『心』と『技』の江戸の粋は今日まで脈々と継承されています。 そんな大江戸すみだの伝統工芸職人陣が一堂に会した贅沢な作品展が、10月8日(水)〜13日(月・祝)の日程で東京・両国にある江戸東京博物館にて開催されました。


会場の中央の、職人の皆さんのコラボレーションによる作品である「技人大黒柱」(わざびとだいこくばしら)は、それぞれの分野で、本物の世界を高い技術で継承されている職人の皆さんから推された高橋正実さん(1部H8L研GD)がデザインしたものです。


会場には、べっ甲細工、江戸小紋、かんざし、木目込み人形、提灯、羽子板などの職人の作品展示のほか、足袋仕立て、籐工芸、打ち刃物、市松人形などの製作実演なども行われました。


高橋さんは、「職人技は100年後、200年後、そこから先へも高い技術を継承してゆくことや、この様な素晴らしい職人さんが、江戸のすみだで活躍していることを、『技人大黒柱』の中へ込めました。職人の皆さんが、街や日本の未来を想い、また職人さん方の心意気をお伝えいたしたく、名技人達の作品をご覧いただき、日本の素晴らしさを是非感じていただると幸いです」と、言っています。