夏期デザイン講座2013レポート ( 2014年02月18日掲載 )

今回で22回目を数えた夏期デザイン講座。
近年の少子化や大学のデザイン学部の増加などで受講者が減少傾向にあるなか、その対策として前回から初心者コースの設定、コースごとの単体申込み制にするなど、受講しやすい制度の導入や、きめ細かな募集活動を行なった結果、前回、3割増となった214名より若干少ない209名の参加となりましたが、ほぼ予定の参加人数を確保できたことで関係者一同ホッといたしました。
前期・8月13日(火)〜17日(土)、後期・19日(月)〜23日(金)の日程で行なわれ、参加したみなさんは、猛暑にめげず熱心に授業を受け、10日間の日程において無事終了しました。
以下、運営担当理事のもりいさんのレポートです。

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毎年、生徒さんたちのがんばりをご報告申し上げております夏期講習ですが、今年も例外ではなく、短い時間で多くを吸収しようという熱心な生徒さんたちとの10日間から、今年もいろいろ学ばせていただきました。
いっぽうで担当といたしましては反省しなければいけない事件を巻き起こしてしまいました。
現場の先生にたいへんお骨折りいただいて、なんとか切り抜けたのですが、じつは2013年から色彩構成の授業に使用する烏口を、同窓会から貸し出す手はずにしていたことを、広告にうたっておらず、構成の先生がいざポスターカラーの直線引きのご指導に入ろうとされたとき、アナウンスがなかったためになにも準備をせずに学校にいらっしゃった生徒さんたちを前にして愕然とする一幕があったのです。
あわてて控え室に用意した烏口を配布し、先生には平謝りでございました。貸し出した烏口は生徒さんみんなの役に立ったようです。

じつは生徒さんたちを助けてくれたのは、以前に同窓会ニュースで呼びかけて、卒業生の皆さんから送っていただいたたくさんの烏口でした。
いろんな世代の卒業生の方達から寄せられた烏口は、デザインもさまざまで、これまで持ち主の方たちを長い間手伝ってきて、いままたこうして21世紀のデジタル時代の若い人たちを助けているのかと思うと感激しました。

卒業生の方達から寄せられた烏口。

卒業生の方達から寄せられた烏口。

集まった中から初心者でも使いこなせそうなものを選ばせていただいて、生徒さんはその烏口で、ひたむきにまっすぐな線と戦っておりました。
いろんな地方にお住まいの卒業生の方達からのご好意にはお手紙が添えてあるものが多く、中には
「こうして繋がっていられることがうれしい」
とコメントを寄せてくださった方もいらっしゃいました。
こちらこそ、卒業生の皆さんと繋がっていることがうれしいです。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

同窓会ニュースは今後もWEBと、紙媒体の両方をできるかぎりいつまでも続けるつもりです。 よろしくお願いいたします。

 

■ 記:もりいくすお(同窓会副会長/イラストレーター=1部60L2A)

 

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