KDSdosokai 「KDSdosokai」は、桑沢デザイン研究所同窓生の近況や活躍、同窓会の活動を
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トピックス

第21回桑沢賞表彰式が開催されました

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今年で第21回を迎えた桑沢賞の表彰式が、5月18日(土)の7時より、東京・原宿クエストホールにおいて開催されました。

今回もタレント&工業デザイナーの稲川淳二さんの司会により、にぎやかに表彰式が行われました。

大豆生田同窓会会長による開会の挨拶では、「最近景気回復の兆しが見えて来ていますが、この桑沢賞が始まったのは失われた20年といわれた初年度であり、今回、新人賞を受賞する皆さんが生まれた年でもあり感慨深いものがあります。これまで多くの受賞者を輩出してきており、その方々は世界を、そして日本のデザイン界を引っ張ってきたことは大変嬉しく思います。一例ですが、オランダのフレームという有名なインダストリアルデザイン誌の特集に桑沢が取りあげられたことは桑沢が世界に認められているということでもあり嬉しく思います。そんな桑沢賞にこれからもご協力お願いいたします」と語りました。

桑沢賞(本賞)は、プロダクトデザイナーの藤城成貴氏に贈られました。また、桑沢特別賞はグラフィックデザイナーのU.G.サトー氏とグラフィックデザイナーの太田徹也氏に。そして桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞にはアートディレクター/フォトグラファーの齋藤芳弘氏およびファッションデザイナーの歳永ゆきね氏に贈られました。そして桑沢新人賞は7名のみなさんが選ばれました。

各賞の受賞者には、賞状、トロフィー、副賞(各支部の名産品を旬の時期に発送)、賞金が手渡され参加者のみなさんより盛んな拍手を受けました。

つぎに、桑沢賞選考委員の中西元男氏の桑沢賞審査報告があり、桑沢所長の浅葉克己氏の乾杯により記念パーティが行われました。会場では、参加者のみなさんや受賞の方々、そして新卒生のみなさんとともに会場のあちこちで会話の花が咲き、賑やかでなごやかな雰囲気ですすむなか、表彰式でのナレーションをつとめた同窓会副会長のもりいくすお氏の中締めにより、無事終了いたしました。

関係者の皆さん、ボランティアでお手伝いをしていただいた若い人たちや桑沢学生さん、そしてTシャツをデザインしていただいた篠田太郎さん、本当にありがとうございました。

なお、今回は例年になく天気にも恵まれたにもかかわらず若干参加者が少なかったようです。来年5月17日(土)の桑沢賞表彰式にはぜひ多くの参加をお待ちいたしております。

 

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藤城 成貴氏
桑沢賞

藤城 成貴氏(2部H10SD2)
プロダクトデザイナー

 

U.G.サトー氏
桑沢特別賞

U.G.サトー氏(1部34L研A)
グラフィックデザイナー
太田 徹也氏
桑沢特別賞

太田 徹也氏(1部37L3GD)
グラフィックデザイナー

 

齋藤 芳弘氏
デザインオブザイヤー賞

齋藤 芳弘氏(1部41L2B)
アートディレクター/フォトグラファー
歳永 ゆきね氏
デザインオブザイヤー賞

歳永 ゆきね氏(1部D3A)
ファッションデザイナー

 

2013桑沢新人賞受賞者
桑沢新人賞

2013桑沢新人賞受賞者一覧
稲葉 太郎
劉 齡遠
前川 朱音
清水 海都
石橋 ちひろ
中村 遼一
黒坂 志穂

 

第21回を数えた桑沢賞。 受賞者に贈られた歴代表彰状をすべてご紹介!

  • 同窓会が毎年デザインの発展に大きく貢献したクリエーターに贈る桑沢賞。受賞者の名前に目がいきがちですが、毎回受賞者に贈られる「表彰状」には他にないとてもユニークな趣向が凝らされています。それは毎回桑沢卒のデザイナーに自由にデザインしていただいており、まさに世界に一つしかない表彰状といえます。そこで今年で21回を迎えた桑沢賞の表彰状21点と受賞者をすべてご紹介します。

 

 

 

 

「宇和島パールデザインコンテスト参加者募集!」

最優秀賞:副賞30万円
一次審査のしめきりは10月1日です!

主催:宇和島地域ブランド化推進事業実行委員会

 

 

及川正通イラストレーションの世界

イラストレータ及川正道さんと私、福岡徳夫(1部50L3ID)は、私が桑沢学生の頃から交流があり、レコードを出したり、各地でライブ演奏も行い、以前、桑沢での公演等も行なった事もあり、非常に長い間おつきあいをさせて頂いております。

今回、横須賀美術館で作品の集大成ともいわれる大きな展覧会を行います。
 2012年9月29日(土)~12月16日(日)
すばらしい環境で繰り広げられるこの展覧会を少しでもたくさんの方々に御覧になって頂きたいと思います。

 

 

 

9月29日にオープニングを記念して、及川正道スペシャル・ライブで私もリードギターで参加し、ギタリストの徳武孝音氏と歌手のAisaさんがスペシャルゲストで(アイノアイノウタ)を演奏します。

徳武孝音氏とアイサさんは最近Music Loves Youと言うアルバムを出し、これが世界中のミュージシャンたちが、一つの歌を各国の違うアレンジで入れると言う常識では考えられないすばらしアルバムです。
CDの売り上げの一部は、福島県の(株)いわき民放社に寄付されます。

徳武氏とAisaさんは、桑沢デザインにも関連があり、9月26日、桑沢デザインで生徒達の前で18時からベアフットの話、CDの話などをする予定です。

桑沢の担当は基礎造形・構成研究室の大久保晃先生です。

福岡徳夫(1部50L3ID)

 

 

9/16日、及川事務所でのリハーサルです。
左から二人目が徳武孝音氏 中央が及川正道氏 横がAISAさん右端が私、福岡徳夫です。

第20回桑沢賞表彰式が開催されました

kiji-photo2012

多くの感動、アットホームな時の経過・・・・。そんな表現がぴったりの第20回桑沢賞の表彰式が、5月19日(土)の7時より、東京・原宿クエストホールにおいて開催されました。

今年は第20回という節目でもあり天気にも恵まれ約480名の参加者をかぞえ、タレント&工業デザイナーの稲川淳二さん(1部44L3ID)の司会により、にぎやかに表彰式が行われました。

大豆生田同窓会会長による開会の挨拶では、「1993年から始まった桑沢賞は今年で20回を迎え、これまでに受賞者が40名を超えることができました。受賞された方は各デザイン界で活躍する方をはじめ小説家、アーティストなど多岐にわたり、その後も日本はもとより海外でも活躍する卒業生を輩出した桑沢をさらに発展させ活気づけるこの桑沢賞を今後ともよろしくご支援ください」と語りました。

桑沢賞(本賞)は、ファッションデザイナーの石黒 望氏とアーティストの篠田太郎氏に贈られました。また、桑沢特別賞は造形作家の戸村浩氏と絵本作家・イラストレーターの五味太郎氏に。そして桑沢スピリット賞には本人にも知らせずサプライズ受賞となった工業デザイナー・タレントの稲川淳二氏に贈られました。そして桑沢新人賞は7名のみなさんが選ばれ、その中から選ばれる桑沢最優秀新人賞は、新人賞の皆さんの作品評価が拮抗しており絞りきれないという理由から、該当なしとなりました。

各賞の受賞者には、賞状、トロフィー(故佐藤忠良先生:作)、同窓会各支部からの特産品が送られる副賞、および賞金が手渡され、参加者のみなさんより盛んな拍手を受けました。

 引き続き、桑沢賞選考委員の森山明子氏の桑沢賞審査報告があり、桑沢新所長の浅葉克己氏の乾杯によりパーティが行われました。会場では、参加者のみなさんや受賞の方々とともに会場のあちこちで会話の花が咲き、賑やかでなごやかな雰囲気ですすむなか、表彰式でのナレーションをつとめた同窓会副会長のもりいくすお氏の中締めにより、無事終了いたしました。

関係者の皆さん、ボランティアでお手伝いをしていただいた若い人たちや桑沢学生さん、そして賞状・招待状をデザインしていただいた山口信博さん、Tシャツをデザインしていただいた下田昌克さん、本当にありがとうございました。

 

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桑沢賞

石黒 望
(1部60D研A)
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桑沢賞

篠田太郎
(2部62VD2B)

 

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桑沢特別賞

戸村 浩
(1部37L3ID)
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桑沢特別賞

五味太郎
(2部42PDID)

 

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桑沢スピリット賞

稲川淳二
(1部44L3ID)

 

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桑沢新人賞

2012桑沢新人賞受賞者一覧
増尾 亜由美
安齋 朋恵
原田 一樹
久保 飛鳥
川崎 涼子
弥生 芽来
熊崎 栄倫子

 

  • 今年の賞状は、第19回の桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞を受賞したグラフィックデザイナーの山口信博さんにデザインしていただきました。
    偶力(ぐうりょく)による回転運動を使って折り畳む「ねじれ折り」を応用した賞状です。
    畳む途中で静止させれば、半立体の賞状となります。
    招待状と連動したデザインになっています。

 

 

 

 

八王子市夢美術館で「たむらしげるの世界展2 空想旅行」開催

「たむらしげるの世界展2 空想旅行」が、東京の八王子市夢美術館で6月1日(金)から7月16日(月・祝)の会期で開催されています。

これは2005年に好評を博した「たむらしげるの世界展」の続編として、前回取り上げることのなかったイラストレーション作品を中心とした展覧会です。たむらしげる氏(=田村茂 2部44PK)の活動はアニメーション、絵本、コミック、イラストレーションなど多岐にわたり、流行に左右されないその作風から世代を問わず、今日多くの人々に親しまれています。

たむら氏の作品は、透明感にあふれ幻想的な印象をどれも持っています。特に青や赤、黄などの鮮やかで均質な色面でつくられた背景、記号といえるほど最低限の線だけでつくられたキャラクターやモノ、余白を十分に考慮した構図などは氏の作品に数多く見られる特徴といえます。加えて、その技法にも独特なものがあり、平面作品では水彩や色鉛筆などの手描きの表現のみならず、インクジェットプリントやリトグラフ、レトラクローム(感光性カラーインクを使用した技法)、プリントゴッコ、写真など多様な技法を用います。また、それらを単体の技法としては用いない作品も多く、例えばインクジェットプリントに手描きの表現を加えるなどデジタル+アナログといった複合的な方法を好んで用いる点も氏の作品の特徴として注目されます。

この展覧会では、たむら氏の魅力ある作品とともにその技法にも触れながらさまざまな活動や絵本作品の原画なども展示しながら、イラストレーター、絵本作家としての「たむらしげるの世界」を十分に堪能できる内容で楽しめました。ぜひお出かけください。

                T.O.記 

 

 

 

 

 

山本昌美さん制作のアニメ『ふしぎのヤッポ島』が NHK Eテレで放映されています 。

 同窓生で桑沢賞の受賞者、山本昌美さん(=ヤーミー/1部56L2B)の原作・脚本・人形制作による『ふしぎのヤッポ島』が、コマ撮りアニメーションの番組となり、1月9日から3月16日まで、NHK Eテレで毎朝7:40〜45の5分間(全25話×2=50話)で、放映されています。

海と空をきれいにしながら世界中を旅するヤッポ島。その島の女の子“プキプキ”は、かわいいヤポ猿の“ポイ”と一緒にヤッポ島を取り巻く自然を通して、地球の循環、人と自然の関わり、家族、仲間との絆の大切さを学んでいきます。

ヤッポ島は移動している島です。そこで様々な島に出会い、新しい仲間、ヤッポ島とは違う自然環境を学び成長していくというアニメです。

ホンワカした、エコロジーでオーガニックな新しい感覚の環境アニメーションです。ぜひご覧ください!

 

 

原作・脚本・人形制作/ ヤーミー(山本昌美)

音楽監督・スーパーバイザー/ 松任谷正隆  ナレーション/ ユーミン

詳細はコチラをご覧ください →  http://yappo-island.jp

なお、この物語は絵本になっています →詳細は出版のページをご覧ください

桑沢祭2011 TABOO

今年度の桑沢祭は“失敗を恐れない”という想いをこめて『タブー』というテーマで動き出しました。それぞれの部署が工夫を凝らして例年にない祭りが開催できた事を非常にうれしく思っています。祭り閉幕後、周りから賛否両論たくさんのご意見をいただいたのですが、これらを真摯に受け止め、失敗した点も成功した点も来年度に活かしていきたいと思います。今回、学校全体を動かして祭りを開催するにあたり本当に多くの方のご支援に助けていただいた事をこの場をかりて感謝申し上げます。来年度も学生が切磋琢磨して桑沢祭を本校のよき伝統として受け継いでいきますのでよろしくお願いします。   

自治会長 田中和昌

  

同窓会主催のチャリティフリーマーケットが開かれました!

去る10月8〜10日の文化祭期間、桑沢デザイン研究所3階にて、卒業生の出品によるフリーマーケットが開催されました。これは「東北大震災の復興に何らかの役に立てて、卒業生と在校生(来校者)が交流できるイベント」ということで、初めての試みとして企画されたものです。

告知期間が短かったにもかかわらず、約50名の卒業生のみなさまから物品のご提供をいただき、売上総額は32万5742円に上りました(レジに設置の募金箱への募金含)。ここから必要経費23077円(什器の運搬及購入費、買い物袋などの消耗品費)を差し引きました30万2665円を、あしなが育英会に寄付させていただきました。

物品のご提供をいただいた皆様、そして会場にお運びの皆様、ご協力本当にありがとうございました! またの開催を予定しておりますので、ご不要なもので、学生や来校者が購入できそうなものがございましたら、それまでお貯め置きいただけましたら幸いです。開催時期などはこちらのサイト、同窓会便り、twitter(kuwasawadoso)などで告知いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。会場の詳しい様子は、以下の画像をご覧ください。

フリマ実行委員長・森井ユカ(60VD2)

 

***フリマでスプレーのりを買った方へ・大切なお知らせとお詫び***

大変申し訳ありませんが、フリマに出品されていたスプレーのりの中に不良品があることがわかりました。全て新品と交換いたしますので、買われた方は月〜金の10〜18時の間に、3階同窓会事務局までお持ちください。すぐに制作に使うことができず、本当にすみませんでした。

以後このようなことがないよう厳重にチェックいたしますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

なんと初日10時のオープン前には会場入り口に列ができ、フリマ委員一同感激にむせび泣く……間もなく、慣れない接客におおわらわでした。もたもたして、すいません! さてまずよく売れたものは、学生たちの制作に関わる消耗品(主に文具類や素材)と、元ドレス科の先輩達が出品してくれた大量の衣類。市場価格の70%OFF、80%OFFは当たり前! そして、大判の重くて大きなデザイン書(洋書含)、一般書籍もよく売れました。あ、忘れてはいけません、元所長&新所長がそれぞれご提供のてぬぐいやトートバッグも、あっという間になくなりました。ひと波去ると、イラストレーターの卒業生が出品したTシャツ、海外で購入された雑貨サンプル、アクセサリー、レアな玩具、食器、日用雑貨、その他なんでもどんどん無くなって行きます。2日目に若干の取り置き投入がありましたが、3日目の午後早いうちにほぼ売り切れに……! おかげさまで3日間で表記の寄付金となりました。

会場のあちこちでは、センパイとコウハイのファッション相談会や、偶然出会った元クラスメイトや先生と生徒などが盛り上がり、同窓生たちのサロンと化した時間も。もちろん同窓生以外の来校者の方たちとも、品物を通していろいろなお話ができました。

また来年も開催する場合は、より耳寄りな情報を流し続けますので、同窓会twitter(kuwasawadoso)をぜひ、フォローしてください!

第19回桑沢賞表彰式+本年度卒業生激励会が開催されました

今年で第19回を迎えた桑沢賞の表彰式が、5月28日(土)の7時より、東京・原宿クエストホールにおいて開催されました。

 

今回は東日本大震災により桑沢の卒業式が中止されたため、新卒生の激励会も兼ねた開催となったことにより約450名の参加者をかぞえ、タレント&工業デザイナーの稲川淳二さんの司会により、表彰式が行われました。
大豆生田同窓会会長による開会の挨拶では、「3月11日に起きた東日本大震災・原発事故に会われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

そして桑沢の創成期からご尽力をいただき、さらに桑沢賞のトロフィー制作と第1回の桑沢特別賞を受賞された彫刻家の佐藤忠良先生が3月30日にお亡くなりなられましたことをあわせ、一分間の黙とうをお願いいたします」(黙とう)「今回の桑沢賞は大震災前には選考は終わっておりました。
しかし表彰式を実施するかどうかは各方面、理事委員会でも討議しましたが、経済も、生活も日常通りに行うことが復興の力になると信じ、デザインが復興にどれだけの力を貸せるか、本日の開催で問いたいと思います」と力強く挨拶されました。

 

つぎに、新卒生激励会に対しての挨拶が所長の内田繁氏からあり、それに応えて新卒業生代表の山口昌平さんより挨拶が行われました。(下記参照)

 

表彰式に入り、桑沢賞(本賞)は、イラストレーターの下田昌克氏と能面彫刻師の毘堂氏に贈られました。また、桑沢特別賞はデザインプロデューサー・プロダクトデザイナーの羽生道雄氏に。桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞にはグラフィックデザイナーの山口信博氏に贈られました。そして桑沢新人賞は7名と1グループのみなさんが選ばれ、その中から桑沢最優秀新人賞にテキスタイルデザインの桑田麻弓さんが選ばれました。各賞の受賞者には、賞状、トロフィー、副賞(今回は被災地支援のため東北6県より名産品を旬の時期に発送)、賞金が手渡され参加者のみなさんより盛んな拍手を受けました。
つぎに、桑沢賞選考委員の中西元男氏の桑沢賞審査報告があり、同窓会東北支部長の三上孝氏の乾杯により記念パーティが行われました。会場では、参加者のみなさんや受賞の方々、そして新卒生のみなさんとともに会場のあちこちで会話の花が咲き、賑やかでなごやかな雰囲気ですすむなか、表彰式でのナレーションをつとめた同窓会副会長のもりいくすお氏の中締めにより、無事終了いたしました。

 

関係者の皆さん、ボランティアでお手伝いをしていただいた若い人たちや桑沢学生さん、そして介護福祉士の藤田正吾さん、Tシャツやバッジをデザインしていただいた藤原カムイさん、本当にありがとうございました。

 

なお、会場受付に東日本大震災の義援金箱がおかれ、集まった募金はあしなが育英基金に寄付されました。

 

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卒業生代表あいさつ  山口昌平さん(プロダクトコース)

 

本日はこのような激励会と、内田所長のあたたかい励ましのことば、そしてあたたかい拍手をいただき新同窓生を代表してお礼を申し上げたいと思います。
3.11の大震災によって卒業式が中止となりとても残念に思います。それと同時にさまざまなメディアで伝えられる情報と日々の生活の中で感じる不安から、日本はどうなってしまうのだろうとか、何をしたらいいのかを考えていました。このような状況で改めて考えたことは、桑沢で学んだことです。その内容は、デザインとは人を幸せにすること、人の気持を動かすこと、そのために美しいものを作り出すこと、いままでに無いものを生み出すこと、自分から働きかけること、そういったことでした。
これから私たちが携わるデザインで導き出していく答えのひとつひとつというのは、今までと大きく異なったものになるはずです。しかし桑沢で学んだデザインに取り組む姿勢そのものというのは、震災前も後も変わらないことだと思います。その姿勢は目の前におられる先輩の方々や、すべての桑沢の卒業生が社会の中で仕事や様々な活動を通して続けられていることなのではないでしょうか。
今年卒業しました私たちの前には厳しい社会の現状があり、とてつもなく大きな課題が投げかけられていますが、この状況でこそデザインを通して人や世界と新たな関係を築くことができる機会だと思っています。
これから一緒にお仕事をさせていただく機会があった際には、私たち後輩を厳しく鍛えていただきたいと思います。
最後になりますが、私たちが桑沢で思いきりデザインと向き合い、無事に卒業できたのは内田所長をはじめ、熱心にご指導いただいた先生方、充実した学生生活を送れるようサポートしていただいた事務の方々、課題に悩んだときには最後の最後まで付きあいご指導をいただいた工作室の先生方、そして清掃の方、売店の方、学校のことでいつも支えてくれた家族、いつも悔しい思いをさせてくれるライバルでいてくれた友達、学生生活を支えていただいたすべての方にお礼を申し上げます。


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bido
桑沢賞

毘堂
(=山口比呂樹:能面彫刻師/1部H3L研GD)
shimoda
桑沢賞

下田昌克
(イラストレーター/1部63L研GD)

hanyu
桑沢特別賞

羽生道雄
(デザインプロデューサー・プロダクトデザイナー/2部31L研)
yamaguchi
桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞

山口信博
(グラフィックデザイナー/1部48L1B)

kuwata
最優秀新人賞

桑田麻弓
(テキスタイルデザイン)

sinjin
桑沢新人賞

2011桑沢新人賞受賞者一覧
角野真耶 (パッケージデザイン)
山崎千惠子(ビジュアルデザイン)
佐藤裕二 (写真)
蓑島由加 (エディトリアルデザイン)
高野友宏(ビジュアルデザイン)
阿内節志 (スペースデザイン)
桑田麻弓(テキスタイルデザイン)
鎌田かな/佐々木裕登/名和裕太/水町 徹(ファッション・グループ)

※今回の桑沢賞各賞の賞状は、一昨年の桑沢賞を受賞した映像作家の牧鉄馬氏(2部89VD2A)にデザインしていただきました。
デザインについて:鉛筆で額縁を作りました。鉛筆はデザインの根源的なツールの一つであるとともにその色や形にも魅力があります。3月11日の大震災からの再生そして新しい価値観の創造という思いを込めてデザインしました。使用した鉛筆は短くなったものを桑沢の皆さんから提供していただきました。ご協力ありがとうございました。

桑沢デザイン塾・2010年第1期が終了いたしました。

1997年からスタートした、同窓会主催の「桑沢デザイン塾」も早いもので13年がたちました。今回のデザイン塾は、11月6日から12月11日までの日程で、朝倉摂先生講師のワークショップ「絵を描く」と、明和電機 土佐信道社長講師のワークショップ「明和電機のナンセンス軽音部・楽器工作&発表会」の2講座で開催されました。

各講座の熱気あふれる様子を各担当者よりレポートします。


■“明和電機のナンセンス軽音部”楽器工作&発表会


年ごとに、着々と新しいビジネスシーンを広げながら、更に新しい“ナンセンス”を探り続ける明和電機/土佐社長・・・・独自の発想法で・・掘り起こし、形に、参加者も作業を進めるごとに頭の中に潜んでいる、気付いてなかったウォンツ[wants]が現実のものに形造られてゆく・・最終回での音の出る瞬間・・・歓声が上がる・・!大成功のワークショップでした。













なお、そのなかの1グループが最優秀チームとして、12月19日(日)品川プリンスホテル アネックスタワー3Fで開催の「明和電機クリスマスライブ2010 ボイスメカ二クス」に出演いたしました。

また今回は講座の内容をUstream(ユーストリーム)で同時中継し、リアルな様子を外に発信する試みをおこない注目されました。
●担当:野口英明 記



■絵を描く


一年ぶりのワークショップ「絵を描く」の開催となりました。

前回は都合により延期となり楽しみにしておられた皆さまにはご迷惑をおかけしたことをお詫びするとともにこれからは年1回は「絵を描く」のデザイン塾が開かれるよう同窓会としても努力していきたいと思っています。

今回は静物デッサン2回、犬のデッサン1回、ヌードデッサン2回、最終日の合評会と都合6回のカリキュラムで行いました。デッサンのほかに今回は初めての試みといたしまして「絵本を描く」というコースも設けまして4名の生徒さんが参加し学ばれました。

「絵本を描く」というのは各自がテーマを決めてそのテーマをどのように描き、どんな素材で表現するかを先生と相談しながら進めていきました。

色鉛筆にしょうか?水彩絵の具が良いか?色紙を切って張り付ける等々、先生と熱い相談をしながらご自分が思い描きたい「絵本」と格闘していました。

今回の生徒さんは、とてもデッサンが上手だと朝倉先生やアシスタントの先生方も言っておられ、生徒の皆さんに一生懸命に指導していました。

最終日の「講評会」は、熱心な質疑応答や先生方の具体的な指摘、他の皆さんがどのような思いでデッサンを描いているかということが聞くことができたなど大変参考となり充実した時間となりました。

最終日の終了後は、明和電機に参加の皆さんとともに「親睦会パーティー」が近くのレストランで開かれ、講師の先生方や関係者の皆さんと共に大いに語り、食べて飲んで楽しく終了しました。


●担当:中村哲夫 記